サッカー情報

2017.11.30

「ガブリエル・エインセ」から左サイドバックというポジションについて考える

アルゼンチン sかかー

前回の復習からです。

4-4-2のダイヤモンド型のフォーメーション。

このシステムはアルゼンチンで最もベーシックで各クラブが基本的概念で取り入れる形式です。

歴史的背景も影響ありますが、戦闘民族アルゼンチンでは各ポジションでスペシャリスト=「個」の強さが求められます。

前回も述べましたがアルゼンチンでは文化的に相手に負けないという勝者のメンタリティを持つ前提で各専門職が集まり、同じ目的に向かってプレーをします。

左サイドのスペシャリスト(3番)

アルゼンチンの3番と呼ばれる左サイドバックの選手は専門性が非常に高いポジションの一つです。

幼少年代(小学生)からプロになるまでポジションがあまり変わらないのが3番とも呼ばれています。

3番に求められるスキル・特徴としてまず以下の項目が求められます。

・左利き

・キックの質=パス・センタリングの精度

・1vs1のスキル=サイドエリアでの1vs1の守備,アタックゾーンでの1vs1の攻撃

・運動量

チームに適正の左利きの選手がいれば、基本左利きの選手をコンバートするケースが多く見受けられます。

左利きを置く理由として良い体の向きでボールを持てる/受けれるという点、センタリングを上げやすい点などが挙げられます。

日本では、右利きの選手が左サイドに配置されることもありますが、攻撃の組み立てとしての役割、精度の高いセンタリングやロングフィードが求められるポジションには、左利きの選手を置くことの方が、効果的です。

また、それは守備の際も同じで、左サイドで守備をする際には、左利きの選手の方がより自然に守備ができます。

昨今、多くの場合が、攻撃的な観点から語られてしまいますが、守備的な側面からの思考も重要になります。

アルゼンチンでは相手チームの前線には能力の高い攻撃的なウイングの選手が多いため、状況に応じた正しいポジショニング(センタリングの対応、ラインコントロール、センターバックの裏のカバー)、そして1vs1の守備能力が高いことが絶対的な条件として考えられています。

どのポジションでもオールラウンダーであることが求められたり、サイドバックにおいては、オーバラップなどから得点に絡む攻撃的な選手がイメージされがちですが(それも重要)、基本的には守備のポジションなので、守備能力の高い選手でなければ起用されません。

そして、このように、攻守において多大な要求がなされるサイドバックに運動量が必要なことは、言うまでもありません。

一つの指針として

もちろん、各ポジションに求められる能力は、チーム戦術によって変わります。

また、対峙する相手選手によっても、都度変わってくるでしょう。

ただ、プレーの経験が少ないジュニア年代において、各ポジションにおける「基本的な役割」を明確にしたり、「参考になる選手」がいれば、一つの指標となり、どのようなプレーをすればよいかのイメージに繋がるのではないでしょうか。

以下、左サイドの闘将として、マンチェスターU,レアル・マドリードなどビッグクラブでプレーしたガブリエル・エインセ選手。

正確な左足と強靭な守備が特徴的な選手のプレー動画になりますので、イメージを膨らませながら、参考にしてみてください。

 

執筆者
Football Coaching Laboratory編集部

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