サッカー情報

2017.12.25

選手に関わる前提 指導者が持つべき倫理観 

スポーツ指導者の方が、スポーツ指導の現場で

1:トレーニング指導
2:テーピングの指導
3:負傷に対する対応の指導

これらを行なっている風景を、珍しくないと感じるかも知れない。

しかし、これらは、本来は専門家:スペシャリストが存在し

その資格を持つ者がおこなうべきであり

場合によっては、選手の選手生命を決定的に奪うことがある。

そのケースは決して少なくはない。

これから述べるのは、スポーツの現場が抱える

・人材の問題
・経済的な問題
・時間的な問題

こういったことは、心から承知した上での提言。

これは苦言ではなく提言である。

じっくりとお読みになり、熟考した上で私に意見下さるならば

社会とスポーツの発展のためにも大歓迎すべきことと認識している。

まずはお読みいただきたい。切なる願いである。

ものごとで成功を収める時に必要なものは

1:専門的に、最低限の知識や訓練を経る
2:選手の安全確保のために、絶対に、存在してはいけない物を知る
3:危険なことを素人判断でおこない、実際におこる害を知る
4:負傷したならば、第1対応として絶対に何をすべきか?

分野を特に定めなくとも、この4つは外せない。

私自身は医療・スポーツの現場関係者・トレーニングの専門指導者という

スペシャリスト(それぞれの専門家)であり

この考えに1mmのブレも無い。

これは文章化すれば、至極当たり前であり

何の難しさも無く、問題にしたり、トピック(記事)にするようなことか?

と、逆の疑問をお持ちになる方も少なくないのは、容易に想定できる。

が、物ごととは・・・簡単には、シンプルには、なかなか終わらないケースが多い。

最近、ショッキングな出来事があった。

超人気スポーツ:日本ではダントツでトップの人気を誇るスポーツの指導者が

『うちのチームでは、この治療方法・このテーピング方法・この走り方・この戦術しか認めない』

と、なかば公然と言い放っていた現場を見た。

その指導者は、その指導するスポーツの指導者ではあるが

協会などが認定する公認資格などは無い。

テーピングは我流であり、その指導者の友人トレーナーのビジネスに便乗する目的もあると断言出来る。

このようなテーピングは、能力を正しく引き出すどころか

無用で無駄な制限を大きくかけてしまい、負傷を誘発する。

このようなことは極めて分かりやすい間違いである。

テーピングを施す(ほどこす)側の都合で

「やりやすい・巻きやすい・簡単」を理由に

極めて少ないバリエーションのテーピング方法を選手に押し付けるのは

明らかに間違っている。

走り方についても、選手に細かく指導する。が・・・・

残念ながら根拠は無く、テレビなどで見た数人の著名人の話を合体させ、都合の良いアウトプットをしているだけなのが明白である。

戦術についても、どこかの国の人気監督がおこなっているものを雑誌で読み

それをマネ(言葉も。それが肝心らしい。)するのみなので

大きな:世界大会などがあるたびに、言うことが変わる。

要するに、不勉強と選手保護の意識、倫理観の欠如のかたまりなのである。

断言する。

この問題は、全国・全世界・どのジャンルでも

まったく分け隔て無く存在している。

「倫理や理想の前に現実を」という声も、少なからず聞くことも事実。

だが、決定的に間違った対応や指導によって

負傷という、人生に決定的な影を落とすことをプレーヤーに与えてはいけないのである。

この問題の本質と意義の中心部分は、シンプルにここにしかないと言って良い。

この問題で犠牲になる多くは、育成年代のプレーヤーである。

まだ未成年であり、自分がおこなっていることに関しての判断材料と基準さえ少ないのだ。

柔軟性ある対応と考え方、動作、視野(具体的にも抽象的にも)の獲得に

尽力させる・仕向けるべき年代である。

なにごとかを強制することによって生み出されるエナジーと結果を良しとすべきは

悪である。

これは教育論とか、道徳論、精神論などといったものではない。

身体論、医学的定義、トレーニング論、スポーツの成績向上に関して

絶対的価値観を持つ視点での話である。

狭い範囲での判断材料しか提示しない指導者は、必ず選手を壊す。

これは身体のみの話ではなく、思考やメンタル、技術をも破綻させるということである。

各種の専門的な分野に目を向けたい・興味を持っている、という場合であっても

「どこから手をつけ、アプローチしたら良いか・・・分からない・・」

そういうこともあるのは承知している。

真剣な指導者を支援する・サポートする団体が確実に存在する。

そのことを列記して、今回のこの項を終了とする。

1:スポーツ現場の指導者は、必ず
 初期の医療判断の必要性について、学ばなくてはいけない
 これには、多くの知識を得る機会と講習が存在し

救急法については
・救急法基礎認定講習http://www.tokyo.jrc.or.jp/application/kyukyu/kiso_yousei.html
日本赤十字社が開催するものが代表的である

スポーツ外傷とスポーツ障害の初歩を学ぶものとしては
・日本スポーツ医学検定https://spomed.or.jp/
一般の方々も受講できる、まずはここから!的なもの
しかし、絶対に記憶するべきものが並んでいる。

2:トレーニング指導に関して
 現在、各スポーツ団体によって差がある。
トレーニングや走り方の基本についても、学ぼうと思っても学ぶ機会が少ない・分からない
という現状が、確かにある。
 ★この面について、現在、大きな動きがある。
生理学的に正しい動き、それがスポーツにも強力に作用し、なお且つ安全な動作にもなる。
そのことをトレーニングし、育成年代に啓蒙する動きが、2018年には一気に加速する。

公式に拡散が決定したら、こちらの読者にいち早くお知らせすることを約束する。

 

執筆者
小野卓弥(おの たくや)

おの整骨院院長 
柔道整復師(国家資格=厚生労働省:平成11年4月取得)

小学校・中学ではサッカー(スポーツ少年団・部活動) 県大会優勝2回(新人戦)・準優勝2回 昭和60年4月=山形県立鶴岡工業高校入学  柔道部に入部:県大会ベスト8が3回 。 昭和63年4月=法務省:矯正局=関東管区管轄=黒羽刑務所・保安課拝命(法務事務官・看守) 平成4年4月から法務教官(喜連川少年院:教官)併任  柔道に実業団登録:この間、活動し、国体強化指定(21歳~25歳) 平成7年2月末日付けで依願退職。 平成7年3月~平成8年2月まで、文京区体育指導員として文京スポーツセンターに勤務。 平成8年3月~平成17年2月まで、埼玉県草加市の接骨院、足立区の接骨院、埼玉県越谷市の整形外科での勤務を経て 平成17年3月~東武スカイツリーライン北越谷駅西口にて外傷専門「おの整骨院」を開業。 平成7年から縁あってロシアの格闘技(国技):サンボに傾倒し組み技格闘技分野と(多少の)総合格闘技に関わる者として活動も平行。  トレーニング指導については、2013年からハードスタイル・ケトルベル・インストラクター資格取得 (世界最大のケトルベル関連団体:日本国内での日本人は4人が取得) 身体活動からさらに派生して、人生へのプラス要因が極めて多いトレーニング手法であると考え、普及にも尽力。

 

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